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甘くてジューシーな果実が魅力のびわ。家庭で栽培すれば、採れたての美味しさを楽しめます。本記事では、Nippongardeningで最適な「びわの苗」を選ぶ方法から、植え付け、育て方、収穫までを徹底解説。初心者の方にも分かりやすく、ポイントを押さえて解説します。ぜひ、ご自宅でびわを栽培して、その美味しさを味わってみてください。
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I. びわの苗木の選び方
接木苗と実生苗の違いを理解する
びわの苗木には、接木苗と実生苗の2種類があります。接木苗は、他の品種の根元に希望の品種をつないでいる苗木で、成長が早く、早く実をつけます。
接木苗 | 実生苗 |
---|---|
成長が早い | 成長が遅い |
早く実をつける | 実をつけるまで時間がかかる |
異なる品種の性質を組み合わせられる | 親木と同じ性質を引き継ぐ |
一方、実生苗は、種から育てた苗木で、親木と同じ性質を引き継ぎます。成長が遅く、実をつけるまで時間がかかりますが、強健で病気になりにくいというメリットがあります。
どちらの苗木を選ぶかは、栽培目的や環境によって異なります。早く実をつけたい場合は接木苗、強健さで選びたい場合は実生苗がおすすめです。びわ栽培上手に役立つ」びわの苗木特集を参考に最適な苗木を見つけましょう。
優良な苗を選ぶ基準
- 健康で丈夫な根
- バランスの取れた枝ぶり
- 病害虫の有無
優良な苗を選ぶには、健康で丈夫な根を持つことが重要です。根がしっかり張っている苗木は、病気や害虫に強く、よく育ちます。また、バランスの取れた枝ぶりをしている苗木は、樹形が整い、実をつけやすくなります。
さらに、病害虫の有無もチェックしましょう。葉に虫食い跡や病気の兆候がない、健康な苗木を選びましょう。こうした点を注意して、元気でよく育つ苗木を選びましょう。
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枇杷の苗木の選び方
II. 枇杷の苗木の植え付け時期と方法
植え付けの適期
枇杷の苗木の植え付けに適した時期は、3月~4月と10月~11月です。この頃は気温が安定しており、苗木の新陳代謝も旺盛なため、植え付け後もよく生育します。
地域 | 適期 |
関東以南 | 3月~4月、10月~11月 |
東北 | 4月~5月、9月~10月 |
北海道 | 5月~6月、9月~10月 |
最適な時期を逃した場合でも、5月~9月の梅雨明けまで植え付けできますが、水やりの頻度を多くする必要があります。チューリップが鶏肉になるって本当?原因と対策
植え付け方法
- 植え穴を掘る苗木の根鉢の大きさに合わせて、2倍程度の大きさの植え穴を掘ります。深さは根鉢の上部が地表面から少し出る程度にします。
- 根鉢をほぐす苗木を植え穴にセットする前に、根鉢を手で軽くほぐしておきます。根を傷つけないよう、慎重に行ってください。
- 植え付ける根鉢を植え穴に置いて、周りに土を埋め戻します。苗木の幹が傾かないように、まっすぐに立てて植えましょう。
- 支柱を立てる植え付けた苗木は、支柱を立てて支えてあげます。こうすることで、強風などで倒れるのを防げます。
- 水やり植え付け後は、たっぷりと水やりをします。根元にしっかりと水をしみ込ませましょう。虫かご おしゃれ
- 植え付けの際には、腐葉土や堆肥を土に混ぜておくと、根付きが良くなります。
- 植え付け後は、日当たりと風通しの良い場所で管理します。
枇杷の苗木の植え付け時期と方法
III. 枇杷の苗木の管理方法
植え付け後、苗木を元気に育てるには適切な管理が必要です。水やり、肥料、剪定などの基本的な管理方法について解説します。
水やり
水やりは、降雨のない日は1日1回、たっぷりと与えます。特に夏場の乾燥している時期は、朝と夕方の2回に分けて、根元に近いところから水を与えます。ただし、過水には注意が必要です。水はけが悪くなると根腐れを起こしやすくなります。
時期 | 水やりの頻度 |
---|---|
春・秋 | 3~4日に1回 |
夏 | 朝夕2回 |
冬 | 土の表面が乾いたら |
関連: https://nippongardening.com/花の水やり-時間-量-頻度-乾かしすぎ-や-過剰水やり-対策方法/
肥料
肥料は、植え付け1ヵ月後から施用します。2~3ヵ月に1回、緩効性化成肥料を株元に施します。また、春先には有機質系の肥料を与えることで、根の発育を促すことができます。
関連: https://nippongardening.com/庭木-肥料-やりすぎで枯れる-適切な量-種類-時期-頻度/
剪定
剪定は、樹形を整えるだけでなく、風通しを良くして病害虫の発生を防ぐ効果があります。剪定の時期は、落葉期である12~2月頃が適しています。
- 枯れ枝や病害虫が発生した枝を切り落とす
- 込み合った枝や徒長枝を切り戻す
- 樹形を整えて風通しを良くする
関連: https://nippongardening.com/花木-樹木-12月-剪定/
病害虫対策
枇杷は比較的病害虫に強いですが、以下の病害虫に注意が必要です。
- 褐斑病
- アブラムシ
- シンクイムシ
防除対策としては、定期的な消毒や、病害虫が発生した部分の切り取りなどが有効です。また、剪定を行うことで、風通しを良くし、病害虫の発生を防ぐことができます。
関連: https://nippongardening.com/庭木の病気-種類-予防-治療-薬剤/
枇杷の苗木の管理方法
IV. 枇杷の苗木の収穫時期と方法
収穫時期
枇杷は、一般的に6月下旬から7月中旬頃に収穫時期を迎えます。地域や気候条件によって多少前後することもありますが、果実が色づき、柔らかくなってきたら収穫適期です。
収穫方法
- 果実に傷をつけないように、手でそっと摘み取る。
- 収穫した果実は、そのまま常温保存せずに、冷蔵庫に入れて保管する。
- 冷蔵庫で保存すれば、約1週間程度保存が可能です。
枇杷の苗木の収穫時期と方法
V. まとめ
びわの苗選びから植え付け、育て方、収穫までを解説してきました。ポイントを押さえて栽培することで、ご自宅でも美味しいびわを収穫することができます。ぜひ、本記事を参考に、びわ栽培に挑戦してみてくださいね。