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エビネは、日本原産の美しい蘭の一種です。その優雅な花と丈夫な性質で知られ、ガーデナーの間で人気があります。エビネの価格は、品種やサイズ、入手方法によって異なります。この記事では、エビネの価格に関する情報を詳しくご紹介します。Nippongardeningでは、さまざまなエビネを取り揃えており、お手頃な価格でご提供しています。ぜひ、当サイトをご覧ください。
I. エビネの品種と価格
エビネの品種は豊富で、それぞれに特徴があります。中でも以下にご紹介する品種は、初心者にも人気のある、比較的入手しやすい品種です。
- エビネ・リリシスマ
- エビネ・プシコラ
- エビネ・ツモリチネ
- エビネ・ホテイヒメ
- エビネ・マルバエビネ
これら品種の価格は、大きさやグレードによって異なります。一般的な相場は、1株あたり500~2,000円程度です。ただし、珍しい品種や高品質の個体になると、数万円に達する場合もあります。また、業者によって価格が異なるため、複数の業者から見積もりを取ることをおすすめします。
ちなみに、エビネはラン科に属する植物です。別名「蘭の貴婦人」と呼ばれており、日本では古くから栽培されてきました。エビネの栽培には、ある程度の技術と手間が必要ですが、その分、開花した時の美しさは格別です。育て方については後ほどご紹介しますので、興味のある方はぜひ挑戦してみてください。
エビネ・リリシスマ
エビネ・リリシスマは、日本原産のエビネで、北海道から九州まで広く分布しています。草丈は20~40cmほどで、5~6月に茎の先に藤色の花を咲かせます。花色は薄いものから濃いものまであり、花びらの縁が白色になる個体もあります。
特徴 | 価格 |
---|---|
草丈:20~40cm 開花期:5~6月 花色:藤色(ピンク色や白色の個体もある) | 1株あたり500~1,000円程度 |
エビネ・プシコラ
エビネ・プシコラは、朝鮮半島原産のエビネで、日本には江戸時代に渡来しました。草丈は10~25cmほどで、4~5月に茎の先に紫紅色の花を咲かせます。花びらは細長く、花の中心には黄緑色の模様が入ります。
特徴 | 価格 |
---|---|
草丈:10~25cm 開花期:4~5月 花色:紫紅色(中心に黄緑色の模様が入る) | 1株あたり700~1,200円程度 |
II. エビネの入手方法
エビネを入手するには、主に以下の3つの方法があります。
購入店舗
エビネは、園芸店やホームセンターで購入できます。ただし、品種によっては流通量が少なく、入手が困難な場合もあります。あらかじめ、複数の店舗に問い合わせて在庫を確認しておくとよいでしょう。
インターネット
インターネットでは、楽天市場やAmazonなどの通販サイトでエビネを購入できます。品揃えが豊富で、自宅まで配送してくれるので便利です。ただし、ネットショッピングでは実際に見たり、触ったりして苗の状態を確認できないので、評判の良いショップを選ぶことが大切です。
友人の株分け
エビネ愛好家の友人や知人がいる場合は、株分けをしてもらうのも一つの方法です。株分けとは、エビネの株を分けることで、新たに株を増やす方法です。株分けをすると、親株と同じ性質の子供ができます。ただし、株分けをする場合は、親株の生育状態が良好であることが条件です。
方法 | メリット | デメリット |
---|---|---|
購入店舗 | 確実に品種を選べる | 流通量が少ない品種は入手困難 |
インターネット | 品揃えが豊富 | 苗の状態を確認できない |
友人の株分け | 確実に同じ性質の株を増やせる | 株分けできる株が限られる |
III. エビネの栽培方法
エビネの栽培方法
エビネの栽培には、適した用土の選択が重要です。水はけの良い、排水性の良い用土が適しています。植え込み時に用土を固く詰めすぎないことがポイントです。過湿を避けるため、用土の表面が乾いたらたっぷりと水やりをします。夏は特に乾燥しやすいので、1日1回程度、葉や根元に水をかけてあげましょう。
肥料の種類と与える時期
エビネには、春と秋に肥料を与えます。春には、緩効性化成肥料を株元に与えましょう。秋には、リン酸分が多い肥料を与えると、花芽の形成を促します。肥料を与える際は、過剰にならないように注意しましょう。植え込み時には元肥として、緩効性化成肥料を混ぜ込んでおくとよいでしょう。下記に、エビネの栽培の関連記事をご紹介します。
用土 | 肥料 | 水やり |
---|---|---|
水はけの良い用土 | 春と秋に与える | 表面が乾いたらたっぷりと |
エビネの栽培は、初心者でも比較的簡単に楽しめます。ただし、以下の点に注意することが大切です。過湿になると根腐れを起こすので、水やりは控えめにしましょう。また、直射日光を避けて、風通しの良い場所で管理します。追肥をするときは、緩効性の肥料を使うのがおすすめです。
栽培のコツ
- 適した用土を選ぶ
- 過湿にならないように水やりをする
- 直射日光を避けて管理する
- 肥料は緩効性のものを使用する
IV. エビネの楽しみ方
鑑賞のポイント
エビネは、花弁の美しいすだれと呼ばれる反り返った形や、花茎の伸びやかさ、美しい葉が魅力の蘭です。エビネの魅力を鑑賞するポイントは、以下の通りです。
- 花の美しさ:エビネの種類によって異なる花の咲き方や色合いを楽しみます。エビネの種類についてはこちら
- 花茎の伸びやかさ:花茎が勢いよく伸びる様子が、エビネの持つ凛とした美しさを感じさせます。エビネの育て方はこちら
- 葉の美しさ:深緑の葉が花をより引き立て、全体として調和のとれた美しさを醸し出します。
育てて楽しむ
項目 | 内容 |
---|---|
難易度 | 比較的容易 |
栽培環境 | 半日陰の風通しのよい場所 |
水やり | 夏は水切れに注意してたっぷりと |
肥料 | 春と秋に緩効性肥料を施す |
植え替え | 2~3年に1回 |
エビネは初心者でも比較的育てやすい蘭です。育てて花を咲かせる過程も楽しめます。植え替え時には株分けもできますので、株を増やすこともできます。
V. エビネの豆知識
エビネの原産地って?
エビネの原産地は、ご存知でしたか?原産地は日本ではありません。ヒマラヤ地方から台湾までのアジアの山地に自生しています。東京多摩地域や箱根の山では、自生している姿が見られます。【参考】【エビネの仲間~3種の自生地めぐり~】(https://nippongardening.com/エビネ-仲間-3種の-自生地めぐり/)
エビネの花言葉って?
・心を開く・美しい・好意・崇拝・愛らしさ・思いやり・最高の敬意。と言われています。愛らしさ抜群のエビネは、贈り物にしてもお勧めの花です。【参考】https://navinavi.sakura.ne.jp/niwaueki/hanagokoro/ebine_kigo.htm
エビネの「いい音色」はなんなの?
花茎の付け根を逆さにして揺すると、コロコロと実のような音が鳴ります。この音が「いい音色」と言われる所以です。
エビネのベストな育て方は?
エビネはラン科の植物ですから、乾燥した環境を好みます。急激な乾燥を嫌いますので、乾燥させ過ぎないように水をあげましょう。また紫外線に弱いため、夏の直射日光はやや避けてあげるのがおすすめです。半日陰くらいの場所に置いて、適度に日が当たる程度が理想的です。【参考】【エビネの育て方 | ガーデンストーリー】(https://gardenstory.jp/eihow/ebine)
エビネの「名前の由来」なんていうの?
エビネの名前の由来をご存知でしょうか?エビネ科の植物は実がエビに似ているから「エビネ」と呼ばれています。他の説として、花茎の付け根がカマエビのように曲がっていることから、「エビネ」と呼ぶようになったといわれています。
エビネも品種改良されたものはたくさんあるの?
エビネは日本では古くから親しまれ、江戸時代頃より改良が重ねられてきた品種がたくさんあります。なかには、普通のエビネに比べてかなり大きい花を咲かせる大輪種も存在します。大輪種は、「総領」「日輪」「大周作」などが有名です。【参考】誠文堂新光社 | 図説 野草花図鑑 すみれから菊まで(https://www.seibundo-shinkosha.net/books/detail/9784416715144)
VI. 結論
エビネの価格は、品種やサイズ、入手方法によって大きく異なります。希少な品種や大株は高価になる傾向があります。また、専門店やオンラインショップで購入するよりも、生産者から直接購入する方が安価になる場合があります。エビネの購入を検討している場合は、予算とニーズを考慮して、さまざまなオプションを比較検討することが重要です。