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オリーブの木は、地中海沿岸地域原産の常緑樹で、美しい樹形と果実で知られています。庭木や果樹として人気があり、種まきからも増やすことができますが、挿し木で増やすこともできます。挿し木は、親木と同じ性質を持った株を増やすことができ、オリーブの木の挿し木は比較的簡単に行うことができます。このページでは、オリーブの木の挿し木の方法について、時期や種類、方法、注意点などを詳しく解説しますので、ぜひ参考にしてみてください。
オリーブ の 木 挿し木:初心者でも失敗しないコツをわかりやすく解説
I. オリーブの木挿し木の時期と手順
挿し穂の準備
オリーブの木の挿し木に適した時期は、5月から6月頃です。この頃になると、オリーブの木は新しい枝を伸ばし始め、挿し穂として適した充実した枝が採れます。
挿し穂は、長さ10~15cm、太さ5~10mm程度の充実した枝を選びます。葉は2~3枚残し、それ以外は取り除きます。挿し穂の先端は斜めに切り落とします。
用土の準備
挿し穂を挿す用土は、水はけの良いものが適しています。赤玉土や鹿沼土を単用するか、赤玉土とパーライトを7:3の割合で混ぜた用土を使用します。
用土はあらかじめ湿らせておきます。
挿し木の仕方
挿し穂を斜めに切り落とした先端を、用土に5~7cmほど挿します。挿し穂がぐらつかないように、用土をしっかりと固めます。
挿し木をした後は、水を与えて用土を湿らせます。その後は、半日陰で管理します。
時期 | 挿し穂の太さ | 挿し穂の長さ |
---|---|---|
5~6月頃 | 5~10mm | 10~15cm |
オリーブの木挿し木の時期と手順
II. オリーブの木挿し木で必要な道具と材料
基本的な道具
道具 | 用途 |
---|---|
剪定ばさみ | 挿し穂の切り出し |
ナイフ | 挿し穂の下処理 |
プラ鉢またはポリポット | 挿し穂の植え付け |
赤玉土または鹿沼土 | 挿し穂の用土 |
バーミキュライト | 挿し穂の根元に敷く |
その他の必要な材料
- 発根剤(ルートンなど)
- 水
- 新聞紙
- ビニール袋
- 遮光ネット
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オリーブの木挿し木で必要な道具と材料
III. オリーブの木挿し木の方法
挿し穂の準備
オリーブの木の挿し穂は、健康で充実した枝から採取します。直径が5~10mm、長さが15~20cm程度の枝を選び、葉を3~4枚残して切り取ります。切り口は斜めに切り、水に浸けておきます。
用土の準備
挿し穂を挿す用土は、水はけの良い赤玉土や鹿沼土が適しています。用土を鉢やセルトレイに詰め、軽く湿らせておきます。
挿し木の仕方
挿し穂を斜めに切り取った部分を用土に挿し、土を軽く押さえて固定します。挿し穂の深さは、葉が1~2枚出る程度にします。挿し木後は、直射日光を避け、風通しの良い場所で管理します。
挿し穂の種類 | 時期 | 特徴 |
---|---|---|
緑枝挿し | 5~6月 | 若い枝を使用するため、発根が早い。 |
充実枝挿し | 7~8月 | 充実した枝を使用するため、発根が安定している。 |
硬枝挿し | 11~3月 | 硬くなった枝を使用するため、発根が遅い。 |
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オリーブの木挿し木の方法
IV. オリーブの木挿し木の管理方法
オリーブの木の挿し木を管理するには、挿し穂が活着するまでは明るい日陰に置いて、土が乾いたらたっぷりと水やりをします。活着後は、徐々に日光に慣らして、土の表面が乾いたら水やりをします。また、肥料は挿し穂が活着してから施します。具体的には、液体肥料を2週間に1回程度、薄めて与えます。
管理項目 | 方法 |
---|---|
置き場所 | 活着までは明るい日陰、活着後は徐々に日光に慣らす |
水やり | 活着までは土が乾いたらたっぷりと、活着後は土の表面が乾いたら |
肥料 | 活着後、2週間に1回程度、薄めた液体肥料を施す |
オリーブの木の挿し木を管理する上で重要なことは、水やりと肥料のタイミングです。水やりは土が乾いたらたっぷりと与えることが大切です。また、肥料は活着してから施すようにしましょう。植え替えは、根が鉢いっぱいに張ってきたら、一回り大きな鉢に植え替えます。
オリーブの木挿し木の管理方法
V. まとめ
オリーブの木の挿し木は、比較的簡単な方法でオリーブの木を増やすことができます。挿し木の時期や種類、方法に注意すれば、高い確率で活着させることができます。オリーブの木の挿し木に挑戦して、自分だけのオリーブの木を育ててみてはいかがでしょうか。