Table of Contents
家庭菜園で人気の野菜、ジャガイモ。ホクホクの食感と様々な料理へのアレンジが魅力ですよね。でも、種まきから始めるのは難しそう…と感じる方もいるかもしれません。nippongardening.comでは、初心者でも簡単にジャガイモを種まきから育てられる方法をご紹介します。種芋の選び方から収穫まで、わかりやすく解説しますので、ぜひチャレンジしてみてください!
ジャガイモの種芋選びと準備
良い種芋の選び方
美味しいジャガイモを育てるためには、まず良い種芋を選ぶことが大切です。スーパーで売っているジャガイモは、食用なので種芋には向きません。病気を持っている可能性があるからです。種苗店やホームセンターで、「種芋」として売られているものを選びましょう。種芋は、ふっくらとしていて、芽がしっかり出ているものを選びましょう。シワシワだったり、芽が弱々しいものは避けましょう。傷や病気の跡がないかもチェックしましょう。
種芋の準備
種芋は、そのまま植えるのではなく、少し準備が必要です。まず、種芋を切って、植えやすい大きさにします。切る時は、芽が2~3個付くように切りましょう。切った後は、切り口を乾かします。こうすることで、病気から種芋を守ることができます。切り口に草木灰をつけると、さらに効果的です。草木灰は、ホームセンターなどで手に入ります。
良い種芋 | 悪い種芋 |
---|---|
ふっくらとしている | シワシワ |
芽がしっかり出ている | 芽が弱々しい |
傷や病気の跡がない | 傷や病気の跡がある |
植え付けの時期
ジャガイモの植え付け時期は、地域や品種によって少し違いますが、一般的には春と秋の2回あります。春植えは3月~4月頃、秋植えは8月~9月頃が目安です。春植えの場合は、霜が降りる心配がなくなってから植えましょう。秋植えの場合は、暑さが落ち着いてから植えましょう。
植え付け場所と方法
ジャガイモは、日当たりが良く、水はけの良い場所を好みます。土は、ふかふかで栄養のある土が適しています。植え付けの2週間ほど前に、苦土石灰を混ぜて、酸性度を調整しましょう。植え付けの1週間前には、堆肥や化成肥料を混ぜ込んで、土作りをしておきましょう。
植え付け方法は、畝を作って、種芋を植えていきます。畝の幅は60~70cm、高さは10cmくらいが目安です。種芋は、30cm間隔で植えましょう。芽が出ている方を上にして、7~8cmくらいの深さに植えます。植え付けが終わったら、たっぷりと水をあげましょう。
ジャガイモの栽培管理
芽かきと土寄せ
ジャガイモの芽が10cmくらいになったら、芽かきをします。元気な芽を1~2本残して、他の芽は抜いてしまいましょう。芽かきをしないと、ジャガイモが小さくなってしまいます。芽かきをしたら、土寄せをします。株元に土を寄せて、畝を高くします。土寄せをしないと、ジャガイモが日光に当たって緑色になってしまいます。緑色のジャガイモは食べられませんので、注意しましょう。
水やりと追肥
ジャガイモは乾燥に弱いので、土が乾いたらたっぷりと水やりをしましょう。特に、花が咲く頃やイモが大きくなる頃は、水切れに注意しましょう。追肥は、1回目の土寄せの後と、花が咲く頃に、化成肥料を株元にまきましょう。追肥をすると、ジャガイモが大きく育ちます。
- 芽かき: 元気な芽を1~2本残して、他の芽を抜くこと
- 土寄せ: 株元に土を寄せて、畝を高くすること
- 追肥: 成長期に肥料を追加で与えること
ジャガイモの収穫と保存
収穫のタイミング
ジャガイモの花が咲き終わってから数週間経つと、葉や茎が黄色く枯れてきます。これが収穫のサインです。晴天が数日続いた日に、土を掘ってジャガイモを収穫しましょう。収穫したジャガイモは、土を軽く払って、日陰で乾かします。乾かすことで、保存性が良くなります。
保存方法
ジャガイモは、涼しくて暗い場所で保存しましょう。温度は5℃~10℃くらいが適しています。日の当たる場所に置いておくと、緑色になってしまいます。緑色のジャガイモには、ソラニンという毒素が含まれているので、食べられません。保存する時は、新聞紙や段ボール箱に入れて、風通しの良い場所に置きましょう。
- ニンニクの育て方
- サツマイモの育て方
Final Thought
ジャガイモの種まきから収穫まで、一連の流れをご紹介しました。ポイントを押さえれば、初心者の方でも美味しいジャガイモを育てることができます。ぜひ、家庭菜園でジャガイモ栽培を楽しんでみてください。そして、収穫したジャガイモで、様々な料理に挑戦してみてくださいね!