ナスを上手に育てる方法 - nippongardening.com

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| 3/26/2024, 6:58:22 PM

ナスを上手に育てるための完全ガイドです。苗の植え付けから収穫まで、初心者でもわかりやすく解説します。害虫や病気の対策もばっちり!

Table of Contents

家庭菜園で人気の野菜といえば、ナス。あのツヤツヤとした果実がたわわに実る姿は、まさに夏の風物詩ですよね。ナスは比較的育てやすい野菜ですが、ちょっとしたコツを押さえることで、さらに豊作になります。このページでは、ナスを上手に育てるための完全ガイドをご紹介します。苗の植え付けから収穫まで、初心者でもわかりやすく解説しますので、ぜひ参考にしてみてください。

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苗の植え付け

時期と場所

ナスの苗の植え付け時期は、地域によって異なりますが、一般的には4月下旬~5月上旬頃が適しています。苗が寒さに弱いので、霜が降りる心配がなくなってから植え付けましょう。植え付け場所は、日当たりが良く、水はけの良い場所を選びます。連作障害を防ぐため、ナス科の野菜を過去2~3年育てていない場所を選びましょう。

土作り

ナスの苗を植え付ける前に、土作りをしておきましょう。ナスは有機質を好むので、堆肥や腐葉土をたっぷり混ぜ込みます。また、元肥として緩効性化成肥料を施しておきましょう。土壌酸度はpH6.0~6.5が適しています。酸性土壌の場合は、石灰を施して中和しておきましょう。

土壌酸度

適正範囲

pH

6.0~6.5

植え付け方法

苗の植え付けは、根鉢を崩さないように注意して行います。植え付ける深さは、苗がポットに入っていた時と同じくらいにします。株間は60~90cm程度とりましょう。植え付け後は、たっぷりと水やりをして土を落ち着かせます。

苗の植え付け

苗の植え付け

水やり・肥料

水やり

ナスは乾燥に弱いので、水やりは欠かせません。特に、果実が大きくなる時期は、たっぷり水をあげましょう。水やりの目安は、土の表面が乾いたらたっぷりと与えます。ただし、過度な水やりは根腐れを起こすので注意が必要です。

肥料

ナスは肥料を好むので、定期的に追肥を行いましょう。追肥は、10日に1回程度、液肥か緩効性化成肥料を与えます。ただし、窒素分の多い肥料を与えすぎると、葉ばかりが茂って果実がつきにくくなるので注意が必要です。

肥料の種類

与える時期

元肥

植え付け前

追肥

果実がつき始める頃~収穫期

水やり・肥料

水やり・肥料

害虫と病気

ナスは比較的病害虫に強いですが、それでもいくつか注意すべきものがあります。主な害虫としては、アブラムシ、ハダニ、ヨトウムシなどが挙げられます。アブラムシは新芽や葉の裏に群がって汁を吸い、ハダニは葉の裏に寄生して葉緑素を吸汁します。ヨトウムシは夜間に葉や果実を食害します。主な病気としては、疫病、青枯病、半身萎凋病などが挙げられます。疫病は土壌伝染性の病気で、葉や茎に褐色の斑点が生じます。青枯病も土壌伝染性の病気で、葉が急激にしおれて枯れます。半身萎凋病は土壌伝染性と種子伝染性の病気で、株の一部が萎凋して枯れます。としては、防虫ネットやコンパニオンプランツを利用する方法があります。コンパニオンプランツとは、害虫を寄せ付けない効果のある植物のことで、ナスと相性の良いコンパニオンプランツには、マリーゴールドやバジルなどがあります。としては、連作を避ける、病原菌に侵された株は早めに除去する、土壌を消毒するなどの方法があります。

害虫

症状

対策

アブラムシ

新芽や葉の裏に群がって汁を吸う

防虫ネット、コンパニオンプランツ

ハダニ

葉の裏に寄生して葉緑素を吸汁する

防虫ネット、コンパニオンプランツ

ヨトウムシ

夜間に葉や果実を食害する

防虫ネット、コンパニオンプランツ

害虫と病気

害虫と病気

収穫

ナスの収穫時期は、品種によって異なりますが、一般的には開花後50~60日頃が適しています。果実が大きくふくらみ、ツヤが出てきたら収穫しましょう。収穫する際は、果実のヘタをハサミで切り取ります。ヘタを残しておくと、果実が傷んでしまうので注意しましょう。収穫したナスは、風通しの良い冷暗所で保存します。冷蔵庫に入れると低温障害を起こすので、常温保存がおすすめです。

品種

収穫時期

千両二号

開花後50~60日

筑陽

開花後55~65日

収穫

収穫

おわりに

いかがでしたでしょうか。ナスは比較的育てやすい野菜ですが、ちょっとしたコツを押さえることで、さらに豊作になります。このページでご紹介した方法をぜひ実践してみてくださいね。きっと、ツヤツヤとした立派なナスが収穫できるはずです。家庭菜園の醍醐味を味わってくださいね。