家庭菜園で簡単!ヤマノイモの育て方|品種や収穫方法も解説 - Nippongardening

家庭菜園で簡単!ヤマノイモの育て方|品種や収穫方法も解説 - Nippongardening

| 3/25/2024, 7:53:15 AM

ヤマノイモの栽培方法や品種、収穫と貯蔵、利用法について解説します。家庭菜園でも簡単に栽培できるヤマノイモの育て方を初心者にもわかりやすくご紹介します。

Table of Contents

ヤマノイモは、日本をはじめアジア各地で栽培されている根菜類です。粘り気のある独特の食感と、滋養価の高さで知られています。家庭菜園でも簡単に栽培することができるので、ぜひチャレンジしてみてはいかがでしょうか。この記事では、ヤマノイモの品種や栽培方法、収穫と貯蔵、利用法について詳しく解説します。

家庭菜園で簡単!ヤマノイモの育て方|品種や収穫方法も解説

家庭菜園で簡単!ヤマノイモの育て方|品種や収穫方法も解説

ヤマノイモの品種

主な品種

ヤマノイモには、主に以下の品種があります。

  • 自然薯(じねんじょ):粘りが強く、高級品種として知られる。
  • 大和芋(やまと芋):粘りが中程度で、煮物や汁物に向いている。
  • つくね芋(つくねいも):粘りが弱く、すりおろしてとろろにするのに適している。

について詳しくはこちらの記事をご覧ください。

品種選びのポイント

品種を選ぶ際には、自分の用途や好みに合わせて選ぶことが大切です。粘りが強い品種は煮物や汁物に向いていますが、粘りが弱い品種はすりおろしてとろろにするのに適しています。また、栽培地域や気候によっても適した品種が異なるので、地域の農業指導員などに相談してみるのもよいでしょう。

品種

粘り

用途

自然薯

強い

煮物、汁物

大和芋

中程度

煮物、汁物

つくね芋

弱い

とろろ

ヤマノイモの品種

ヤマノイモの品種

ヤマノイモの栽培方法

植え付け

ヤマノイモの植え付け時期は、3月下旬~4月上旬頃です。植え付け前に、畝幅120cm、畝高20cmの畝を作ります。植え付け間隔は、株間60cm、条間120cmが目安です。植え付け穴は、深さ15cm程度にします。

植え付け時には、種芋を寝かせて植え付けます。種芋の芽が上になるように注意しましょう。植え付け後、土を被せて軽く押さえます。水やりは、植え付け後すぐにたっぷりと与えます。

棚作り

ヤマノイモはつる性の植物なので、棚を作ってつるを誘引する必要があります。棚は、支柱を立ててネットを張る方法や、支柱を組んでワイヤーを張る方法などがあります。

棚の高さは、1.5m~2m程度が目安です。つるが棚に届いたら、誘引紐を使ってつるを棚に誘引します。について詳しくはこちらの記事をご覧ください。

追肥

ヤマノイモは、追肥を数回に分けて行う必要があります。1回目の追肥は、植え付け後1ヶ月頃に行います。2回目の追肥は、つるが伸びてきた頃に行います。3回目の追肥は、芋が肥大してきた頃に行います。

追肥には、有機肥料や化成肥料を使用します。有機肥料を使用する場合は、1株当たり1握り程度を株元に施します。化成肥料を使用する場合は、1株当たり10g程度を株元に施します。

追肥の時期

追肥の種類

植え付け後1ヶ月頃

有機肥料または化成肥料

つるが伸びてきた頃

有機肥料または化成肥料

芋が肥大してきた頃

有機肥料または化成肥料

水やり

ヤマノイモは、乾燥に弱い植物です。特に、つるが伸びてくる時期と、芋が肥大する時期は、水切れを起こさないように注意が必要です。

水やりは、土の表面が乾いたらたっぷりと与えます。ただし、過湿にならないように注意しましょう。について詳しくはこちらの記事をご覧ください。

ヤマノイモの栽培方法

ヤマノイモの栽培方法

ヤマノイモの収穫と貯蔵

収穫時期

ヤマノイモの収穫時期は、10月下旬~11月頃です。葉が枯れてきたら、収穫のサインです。収穫時期が遅れると、芋が傷んだり、腐ったりする恐れがあるので注意しましょう。

収穫方法

ヤマノイモを収穫する際は、つるを根元から切り離します。次に、土を掘って芋を掘り起こします。芋を傷つけないように、慎重に掘り起こしましょう。

  • 自然薯の収穫方法について詳しくはこちらの記事をご覧ください。
  • 大和芋の収穫方法について詳しくはこちらの記事をご覧ください。
  • つくね芋の収穫方法について詳しくはこちらの記事をご覧ください。

貯蔵方法

ヤマノイモは、風通しの良い冷暗所で貯蔵します。新聞紙などに包んで、ダンボール箱に入れるとよいでしょう。貯蔵温度は、5~10℃が適しています。

貯蔵方法

期間

風通しの良い冷暗所

1~2ヶ月

冷蔵庫

2~3週間

ヤマノイモの収穫と貯蔵

ヤマノイモの収穫と貯蔵

ヤマノイモの利用法

ヤマノイモは、さまざまな料理に使用できます。粘り気のある食感と、ほのかな甘みを生かした料理が人気です。ここでは、ヤマノイモの主な利用法を紹介します。

料理

利用方法

煮物

輪切りや短冊切りにして、煮物に入れます。粘りが出て、とろみが出ます。

汁物

すりおろしたり、短冊切りにして、汁物に入れます。とろみが出たり、食感のアクセントになります。

とろろ

すりおろして、とろろにします。ご飯にかけて食べたり、そばやうどんのつゆに加えたりします。

焼き物

輪切りや短冊切りにして、焼きます。表面がパリッとして、中はホクホクになります。

揚げ物

輪切りや短冊切りにして、素揚げにします。サクサクとした食感になります。

  • 自然薯の料理方法について詳しくはこちらの記事をご覧ください。
  • 大和芋の料理方法について詳しくはこちらの記事をご覧ください。
  • つくね芋の料理方法について詳しくはこちらの記事をご覧ください。

ヤマノイモの利用法

ヤマノイモの利用法

おわりに

ヤマノイモは、家庭菜園でも簡単に栽培できる、栄養価の高い根菜類です。品種や栽培方法、収穫と貯蔵、利用法を理解することで、より効率的においしいヤマノイモを育てることができます。ぜひこの記事を参考にして、ヤマノイモ栽培に挑戦してみてくださいね。