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美しい花を咲かせる紫陽花は、日本の初夏を代表する花のひとつです。しかし、寒さに弱い紫陽花は、冬になると枯れてしまうことがあります。そこで、今回はNippongardeningが、紫陽花を冬越しさせる方法をご紹介します。鉢植えと地植えの場合に分けて解説しますので、ぜひ参考にしてください。
冬越し方法 | 鉢植え | 地植え |
---|---|---|
場所 | 軒先など風雨に晒されない場所 | 日当たりと風通しの良い場所 |
水やり | 月に1~2回程度 | 不要 |
肥料 | 不要 | 不要 |
剪定 | 不要 | 不要 |
I. 紫陽花 冬の育て方
アジサイを冬越しさせるためには、鉢植えと地植えで異なる方法があります。鉢植えの場合、軒先など風雨にさらされない場所に置き、月に1~2回程度水やりをしてあげます。肥料や剪定は不要です。地植えの場合は、日当たりと風通しの良い場所に植え、水やりは不要です。肥料や剪定も不要です。いずれの場合も、寒さで枯れないように、株元に敷き藁や腐葉土でマルチングをしておくとよいでしょう。
- 鉢植えの場合
- 軒先など風雨にさらされない場所に置く
- 月に1~2回程度水やりをする
- 肥料や剪定は不要
- 地植えの場合
- 日当たりと風通しの良い場所に植える
- 水やりは不要
- 肥料や剪定も不要
また、アジサイには品種によって冬越し方法が異なります。寒さに強い品種は、そのまま屋外で冬越しさせることができますが、寒さに弱い品種は、室内に取り込んで冬越しさせる必要があります。室内に取り込む場合は、日の当たる場所に置き、水やりは控えめにします。肥料や剪定は不要です。
品種 | 冬越し方法 |
---|---|
ガクアジサイ | そのまま屋外で冬越し可能 |
セイヨウアジサイ | 室内に取り込んで冬越し |
ヤマアジサイ | そのまま屋外で冬越し可能 |
アジサイは、冬越しを成功させることで、より長く楽しむことができます。鉢植えと地植えで異なる方法がありますが、どちらの場合も、寒さで枯れないように、株元に敷き藁や腐葉土でマルチングをしておくとよいでしょう。また、アジサイには品種によって冬越し方法が異なりますので、品種ごとの方法に従って冬越しさせましょう。
アジサイに関する関連の投稿はこちらです。
II. アジサイ 冬の剪定
アジサイの剪定は、花が終わった後に行うのが一般的です。しかし、冬に剪定を行うことで、翌年の花付きを良くすることができます。冬剪定は、アジサイの種類や樹形によって剪定方法は異なります。ここでは、鉢植えと地植えのアジサイの冬剪定方法をご紹介します。
鉢植えアジサイの冬剪定
鉢植えのアジサイは、地植えのアジサイよりも剪定を丁寧に行う必要があります。剪定時期は、12月~2月頃が適しています。剪定する際は、まず枯れた花や葉を取り除きます。次に、枝の付け根から1~2節を残して切り戻します。切り戻した枝は、新しい芽が出てくるので、そのままにしておきます。また、鉢植えのアジサイは、根詰まりを起こしやすいので、2~3年に一度は植え替えを行う必要があります。
作業 | 時期 | 方法 |
---|---|---|
花がら摘み | 10月~11月 | 枯れた花を枝の付け根から切り取る |
剪定 | 12月~2月 | 枝の付け根から1~2節を残して切り戻す |
植え替え | 2~3年に1回 | 新しい土と鉢を用意して、アジサイを植え替える |
こちらの記事でも、鉢植えアジサイの冬剪定方法を詳しく解説しています。鉢植えアジサイの冬剪定方法
地植えアジサイの冬剪定
地植えのアジサイは、鉢植えのアジサイよりも剪定を簡単に行うことができます。剪定時期は、12月~2月頃が適しています。剪定する際は、まずは枯れた花や葉を取り除きます。次に、枝の付け根から10~15cmほどを残して切り戻します。切り戻した枝は、新しい芽が出てくるので、そのままにしておきます。また、地植えのアジサイは、鉢植えのアジサイよりも根詰まりを起こしにくいので、植え替えを行う必要はありません。
作業 | 時期 | 方法 |
---|---|---|
花がら摘み | 10月~11月 | 枯れた花を枝の付け根から切り取る |
剪定 | 12月~2月 | 枝の付け根から10~15cmほどを残して切り戻す |
植え替え | 不要 | 地植えのアジサイは、植え替えを行う必要はありません |
こちらの記事でも、地植えアジサイの冬剪定方法を詳しく解説しています。地植えアジサイの冬剪定方法
アジサイの冬剪定を行うことで、翌年の花付きを良くすることができます。剪定方法は、鉢植えと地植えで異なりますので、それぞれに応じた方法で行うようにしましょう。
III. アジサイ 冬の肥料
アジサイの冬越しを成功させるためには、肥料を与えることが大切です。アジサイは、肥料を好む植物なので、冬の間も適度に肥料を与えてあげましょう。ただし、肥料の与えすぎには注意が必要です。肥料を与えすぎると、葉が茂りすぎて花が咲かなくなってしまうことがあります。
アジサイに与える肥料は、緩効性肥料がおすすめです。緩効性肥料は、ゆっくりと効く肥料なので、肥料焼けを起こしにくいという特徴があります。また、アジサイは酸性土壌を好む植物なので、肥料には酸性肥料を使用しましょう。
肥料の種類 | 与える時期 | 与える量 |
---|---|---|
緩効性化成肥料 | 11月〜12月 | 1株あたり10g程度 |
油かす | 11月〜12月 | 1株あたり50g程度 |
骨粉 | 11月〜12月 | 1株あたり100g程度 |
肥料を与えたら、株元に土をかぶせておきましょう。こうすることで、肥料が流れてしまうのを防ぐことができます。
肥料の効果的な与え方についてはこちらの記事をごらんください。
IV. アジサイを元気に育てるためのポイント
- 日当たりの良い場所で育てる
- 水はけの良い土で育てる
- 定期的に肥料を与える
- 剪定を適期に行う
- 害虫や病気から守る
これらのポイントを押さえて、アジサイを元気に育てましょう。
アジサイの育て方についてはこちらの記事をごらんください。
V. アジサイ 冬の水やり
アジサイの鉢植えの水やり
- 秋から春の間は、月に1~2回を目安に水やりをします。
- 冬場の水やりは、土が乾いてから1週間後に行います。
- 水やりは、鉢の底から水が流れ出るまでしっかりと行います。
アジサイの地植えの水やり
- 地植えのアジサイは、雨水だけで十分です。
- 冬の間は、特に水やりをする必要はありません。
- ただし、冬場に雨が降らない日が続く場合は、1週間に1回程度水やりをしてください。
アジサイは、水を与えすぎると根腐れを起こすことがあります。水やりの際は、土の乾き具合をしっかりと確認してから行うようにしましょう。
水やりの頻度 | 水やりの量 | 水やりのタイミング |
鉢植え:月に1~2回 地植え:不要 | 鉢の底から水が流れ出るまで | 鉢植え:土が乾いてから1週間後 地植え:冬場に雨が降らない日が続く場合 |
アジサイの冬越しに関するよくある質問
Q. アジサイは冬にどこで越冬させればいいですか?
A. アジサイは、日当たりと風通しの良い軒先や玄関先などで越冬させます。気温が低い地域では、室内に取り込んで越冬させることもできます。
大型鉢を上手く活用すれば、冬の間もおしゃれにアジサイを育てることができます。
VI. アジサイ 冬の害虫と病気
アジサイは、比較的に丈夫な植物ですが、冬になると害虫や病気の被害に遭うことがあります。害虫では、アブラムシやカイガラムシ、病気では、うどんこ病やべと病などが代表的です。これらの害虫や病気を防ぐためには、定期的な駆除や消毒が必要です。
害虫の駆除には、市販の殺虫剤を使用することができます。また、カイガラムシの場合は、歯ブラシなどでこすり落とすことも効果的です。病気の消毒には、市販の殺菌剤を使用することができます。また、うどんこ病の場合は、牛乳を散布することも効果的です。
害虫と病気の一覧
害虫 | 症状 | 対策 |
---|---|---|
アブラムシ | 葉や茎に寄生して汁を吸う | 市販の殺虫剤を散布する |
カイガラムシ | 葉や茎にこびりついて汁を吸う | 歯ブラシなどでこすり落とす、市販の殺虫剤を散布する |
うどんこ病 | 葉に白い粉状のカビが生える | 市販の殺菌剤を散布する、牛乳を散布する |
べと病 | 葉に褐色の斑点ができ、次第に葉全体が枯れる | 市販の殺菌剤を散布する |
[鉢植えアジサイの冬越し方法はこちら](https://nippongardening.com/鉢植えアジサイの冬越し方法/)
[地植えアジサイの冬越し方法はこちら](https://nippongardening.com/地植えアジサイの冬越し方法/)
VII. 結論
アジサイの冬越しは、鉢植えと地植えで方法が異なりますが、どちらの場合も適切な管理を行うことで、冬を越すことができます。また、品種によっては耐寒性が異なるため、品種ごとに適した冬越し方法を選ぶことも大切です。アジサイの冬越しに成功することで、より長く美しい花を楽しむことができます。