苔を増やす方法:初心者でも簡単にできる苔の育て方 - Nippongardening

苔を増やす方法:初心者でも簡単にできる苔の育て方 - Nippongardening

| 1/22/2024, 1:36:32 AM

苔の増やし方を初心者にもわかりやすく解説します。苔の種類や育てる環境、活用方法などもご紹介します。苔のある暮らしを始めてみませんか?

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苔は、日本庭園や盆栽に欠かせない植物です。その美しい緑色は、人々を魅了してやまないでしょう。苔は、増やすことも難しくありません。Nippongardeningでは、苔を増やす方法を初心者にもわかりやすく解説します。苔の種類や育てる環境、活用方法などもご紹介します。苔のある暮らしを始めてみませんか?

種類

増やし方

育て方

活用方法

ハイゴケ

挿し木

日陰で湿った場所

盆栽

スナゴケ

株分け

日当たりが良く水はけの良い場所

苔玉

フトシダゴケ

胞子培養

高温多湿の場所

テラリウム

I. 苔の種類と特徴

苔は、世界中に約2万種類以上あると言われています。その中でも、日本には約1,500種類が生息しています。苔は、その種類によって、大きさ、形、色などが異なります。また、生育環境もそれぞれ異なります。

苔の種類を大きく分けると、以下の3つになります。

  • ハイゴケ類
  • スナゴケ類
  • フトシダゴケ類

ハイゴケ類は、最も一般的な苔の仲間です。日陰や湿った場所を好みます。スナゴケ類は、乾燥した場所を好みます。フトシダゴケ類は、高温多湿の場所を好みます。

苔は、その種類によって、さまざまな特徴を持っています。例えば、ハイゴケ類は、葉が小さく、密生しています。スナゴケ類は、葉が大きく、まばらに生えています。フトシダゴケ類は、葉が細長く、垂れ下がっています。

苔は、その特徴を生かして、さまざまな用途に使用されています。例えば、ハイゴケ類は、盆栽や苔玉に使用されています。スナゴケ類は、テラリウムやグリーンウォールに使用されています。フトシダゴケ類は、ガーデニングやランドスケープに使用されています。

種類

特徴

生育環境

用途

ハイゴケ類

葉が小さく、密生している

日陰や湿った場所

盆栽、苔玉

スナゴケ類

葉が大きく、まばらに生えている

乾燥した場所

テラリウム、グリーンウォール

フトシダゴケ類

葉が細長く、垂れ下がっている

高温多湿の場所

ガーデニング、ランドスケープ

苔は、その種類によって、さまざまな特徴を持っています。その特徴を生かして、さまざまな用途に使用されています。苔のある暮らしを始めてみませんか?

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II. 苔を増やすための道具と材料

基本的な道具と材料

  • スコップ
  • クワ
  • ハサミ
  • ジョウロ
  • 花壇用土

特別な道具と材料

  • 霧吹き
  • 苔用肥料
  • 苔用のハイドロカルチャーゼリー
  • テラコッタ鉢
  • 苔玉用の麻紐

苔玉の作り方

苔の種類と選び方

苔には様々な種類があり、それぞれに特徴があります。苔を選ぶ際には、育てたい環境や目的に合わせて選ぶことが大切です。

種類

特徴

適した環境

ハイゴケ

日陰の湿った場所を好む

森林や湿地帯

スナゴケ

日当たりの良い場所を好む

海岸や山地

フトシダゴケ

高温多湿の場所を好む

熱帯雨林や温室

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苔の増やし方

苔の増やし方は、挿し木、株分け、胞子培養の3つがあります。それぞれの手順をご紹介します。

挿し木

  • 苔から元気な枝を選び、長さを5~7cmに切る
  • 切った枝の先端を水に浸して、湿らせておく
  • 花壇用土を入れた鉢に、苔の枝を挿す
  • 苔の枝が根付くまで、水やりをこまめに行う

株分け

  • 苔の株を、手で2つ以上に分ける
  • 分けた苔を、花壇用土を入れた鉢に植える
  • 苔が根付くまで、水やりをこまめに行う

胞子培養

  • 苔の胞子を採取する
  • 胞子を、水に溶かした苔用肥料を入れた培地にまく
  • 培地を霧吹きで湿らせて、蓋をして暗所に置く
  • 1~2週間ほどで、苔の胞子が発芽する
  • 発芽した苔を、花壇用土を入れた鉢に植え替える

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苔の育て方

苔を育てる際には、日当たり、温度、湿度、水やり、用土など、様々なことに注意する必要があります。

日当たり

苔は、日陰の湿った場所を好む種類が多いです。しかし、日当たりの良い場所でも育てることができます。ただし、直射日光には当てないようにしましょう。

温度

苔は、10~25℃の温度を好む種類が多いです。高温多湿の環境では、苔が弱ってしまうことがあります。

湿度

苔は、湿った環境を好む種類が多いです。乾燥した環境では、苔が弱ってしまうことがあります。霧吹きで苔の表面を湿らせてあげると、苔が元気に育ちます。

水やり

苔は、湿った環境を好む種類が多いですが、水を与えすぎると根腐れを起こしてしまうことがあります。苔の表面が乾いたら、水をあげるようにしましょう。

用土

苔は、水はけの良い用土を好む種類が多いです。花壇用土や、苔用のハイドロカルチャーゼリーを使用して、苔を育てることができます。

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III. 苔を増やす場所と環境

日当たり

苔は、日陰を好む植物です。しかし、直射日光に当てると、葉焼けを起こして枯れてしまうことがあります。そのため、苔を育てる場所としては、半日陰が適しています。半日陰とは、午前中は日当たりが良く、午後は日陰になる場所のことです。

日当たりの良い場所でも、苔を育てることはできますが、その場合は、水やりをこまめに行う必要があります。また、直射日光に当てないように、遮光ネットなどで日陰を作ってあげましょう。

日当たり

適している苔の種類

半日陰

ハイゴケ、スナゴケ、フトシダゴケなど

日陰

ホソウリゴケ、イシクラゲゴケ、オオシラガゴケなど

日当たり

ハイゴケ、スナゴケ、フトシダゴケなど

温度

苔は、寒さに強い植物です。しかし、暑さには弱いので、夏場は涼しい場所に移動してあげましょう。苔を育てる適温は、15~25℃です。冬場は、室内に取り込んで、暖かくしてあげましょう。

苔は、寒さに強い植物ですが、霜や雪には弱いので、冬場は注意が必要です。霜や雪が降りそうな場合は、苔を室内に取り込んで、暖かくしてあげましょう。

温度

適している苔の種類

15~25℃

ハイゴケ、スナゴケ、フトシダゴケなど

5~10℃

ホソウリゴケ、イシクラゲゴケ、オオシラガゴケなど

0℃以下

苔は育たない

湿度

苔は、湿潤を好む植物です。そのため、苔を育てる場所としては、湿度の高い場所が適しています。湿度の高い場所とは、水辺や森林などです。

苔を育てる場所が乾燥している場合は、霧吹きなどで水やりをして、湿度を上げてあげましょう。また、苔の鉢植えを水に浸けておくのも、湿度を上げるのに効果的です。

湿度

適している苔の種類

60~80%

ハイゴケ、スナゴケ、フトシダゴケなど

80~100%

ホソウリゴケ、イシクラゲゴケ、オオシラガゴケなど

40%以下

苔は育たない

水やり

苔は、湿潤を好む植物ですが、水を与えすぎると根腐れを起こして枯れてしまうことがあります。そのため、苔の水やりは、土の表面が乾いたら行うようにしましょう。

苔の水やりは、霧吹きで行うのがおすすめです。霧吹きで水やりをすると、苔の表面にまんべんなく水が行き渡り、根腐れを防ぐことができます。

水やり

適している苔の種類

土の表面が乾いたら

ハイゴケ、スナゴケ、フトシダゴケなど

常に湿っている

ホソウリゴケ、イシクラゲゴケ、オオシラガゴケなど

乾燥気味

苔は育たない

用土

苔を育てる用土は、水はけの良い用土が適しています。水はけの良い用土とは、水を与えてもすぐに水が抜けてしまう用土のことです。水はけの良い用土としては、赤玉土や鹿沼土などがおすすめです。

苔を育てる用土に肥料を混ぜる必要はありません。肥料を混ぜると、苔が肥料焼けを起こして枯れてしまうことがあります。

用土

適している苔の種類

赤玉土

ハイゴケ、スナゴケ、フトシダゴケなど

鹿沼土

ホソウリゴケ、イシクラゲゴケ、オオシラガゴケなど

培養土

苔は育たない

苔を増やす場所と環境について、詳しく解説しました。苔を育てる場所と環境を整えてあげれば、苔は元気に育ってくれます。苔のある暮らしを始めてみませんか?

苔の増やし方について、詳しく知りたい方は、こちらの記事をご覧ください。苔の増やし方

IV. 苔を増やし方の手順

挿し木

苔を増やす最も簡単な方法は、挿し木です。苔の茎を数センチ切り取り、湿った土に挿します。数週間で、苔は根を伸ばし、新しい株になります。

挿し木をする際には、以下の点に注意しましょう。

  • 苔の茎は、健康で丈夫なものを選びましょう。
  • 苔の茎を切る際には、清潔なハサミを使用しましょう。
  • 苔の茎を挿す土は、湿っていて水はけの良いものを選びましょう。
  • 苔の茎を挿した後は、直射日光を避け、涼しい場所で管理しましょう。

苔の増やし方

株分け

苔を増やすもう一つの方法は、株分けです。苔の株を2つ以上に分け、それぞれを新しい鉢に植え替えます。株分けをする際には、以下の点に注意しましょう。

  • 苔の株は、健康で丈夫なものを選びましょう。
  • 苔の株を分ける際には、清潔なナイフを使用しましょう。
  • 苔の株を分けた後は、直射日光を避け、涼しい場所で管理しましょう。

苔の増やし方

胞子培養

苔を増やす3つ目の方法は、胞子培養です。苔の胞子は、苔の茎や葉の裏に付いている小さな粒です。胞子を湿った土に蒔き、数週間で苔が生えてきます。

胞子培養をする際には、以下の点に注意しましょう。

  • 苔の胞子は、新鮮なものを選びましょう。
  • 苔の胞子を蒔く土は、湿っていて水はけの良いものを選びましょう。
  • 苔の胞子を蒔いた後は、直射日光を避け、涼しい場所で管理しましょう。

苔の増やし方

V. 苔を増やす際の注意点

苔を増やす際には、いくつかの注意点があります。まず、苔は日陰を好むため、直射日光の当たらない場所に植えるようにしましょう。また、苔は乾燥に弱いので、水やりを欠かさないようにしましょう。水やりは、土の表面が乾いたらたっぷりと与えるようにします。

苔は、酸性の土壌を好むため、植え付けの際には酸性の培養土を使用するようにしましょう。また、苔は肥料を必要としませんので、肥料を与えすぎないように注意しましょう。肥料を与えすぎると、苔が枯れてしまうことがあります。

苔は、病害虫に強い植物ですが、まれにアブラムシやハダニが発生することがあります。アブラムシやハダニが発生した場合は、市販の殺虫剤を使用するようにしましょう。

苔は、増殖力が強い植物ですが、増殖しすぎると他の植物の生育を妨げてしまうことがあります。苔が増殖しすぎないように、定期的に間引きするようにしましょう。

苔は、美しい緑色をした植物で、庭やベランダを彩るのに最適です。苔を増やす際には、上記の注意点を守って、苔を元気に育てましょう。

注意点

対策

直射日光

日陰に植える

乾燥

水やりを欠かさない

酸性の土壌

酸性の培養土を使用する

肥料

与えすぎない

病害虫

市販の殺虫剤を使用する

増殖しすぎ

定期的に間引きする

苔を増やす際には、上記の注意点を守って、苔を元気に育てましょう。

苔は、美しい緑色をした植物で、庭やベランダを彩るのに最適です。苔のある暮らしを始めてみませんか?

苔を増やす方法について詳しく知りたい方は、こちらの記事も参考にしてください。

VI. まとめ

苔は、初心者でも簡単に増やすことができる植物です。また、育てる環境もそれほど難しくありません。日陰や湿った場所を好みますが、日当たりが良く水はけの良い場所でも育てることができます。苔は、盆栽や苔玉、テラリウムなど、さまざまな活用方法があります。苔のある暮らしは、心も落ち着かせてくれるでしょう。